現在では家を売ったり買ったりするには、不動産売買のポータルサイトの利用が不可欠となりました。
この不動産売買のポータルサイトは数多く存在しますが、大手3社は「SUUMO、アットホーム、HOMES」になります。
そこでこの記事では、「SUUMO、アットホーム、HOMESの特徴を比較」してみます。みなさんの物件探しの参考になれば幸いです。
不動産売買の情報収集はインターネットが主流
不動産売買の情報収集といえば、以前は新聞折込チラシや情報誌、地元の不動産会社などが主流でしたが、現在では大半の方がインターネットを利用しています。
不動産流通経営協会による2019年の調査では、90％以上の方が「不動産情報の収集にインターネットを使ったことがある」と回答しています。
以下が、当然と言えば当然の結果のグラフです。
引用：一般社団法人不動産流通経営協会
不動産売買の情報収集に利用したサイトランキング
さらに「利用した不動産情報サイト」について前述した不動産流通経営協会による2019年の調査では、「1位SUUMO、2位アットホーム、3位HOMES」という結果になっています。
ちなみに不動産売買ポータルサイトとは、さまざまな不動産会社が物件情報を掲載する情報サイトになります。実際に物件案内などしてくれるのは、掲載不動産会社になりますのでご注意ください。
引用：一般社団法人不動産流通経営協会
1位：SUUMO(SUUMO)の特徴
●圧倒的に利用者数の多いナンバー１サイト ●物件数がもっとも多い ●サイトやスマホアプリも使いやすい
不動産の情報収集に、圧倒的に使われているのがSUUMOです。
最大手企業であるリクルートが運営しており、不動産売買や賃貸に限らず、リフォームや注文住宅など、幅広いサービスを提供しています。掲載物件数がもっとも多く、テレビCMなども頻繁に流れており、知名度も圧倒的です。
サイトやアプリも非常に見やすくて使いやすくなっています。柔軟な条件設定が可能で、希望にあった条件を登録しておけば、新しい物件が登録された際にアラートでお知らせしてくれるため、とても便利です。
さまざまな機能が充実しており、不動産を探している方には最適なポータルサイトだといえます。
2位：アットホーム(at home)の特徴
●数は他より少ないがたまにお宝物件がある ●売買よりも賃貸が強い ●サイト・スマホの検索画面が少し見づらい
掲載不動産店数は、もっとも多くなっていますが、不動産売買よりも賃貸情報の方が充実しています。
物件数はSUUMOやHOMESと比べやや少ないものの、掲載されている物件情報は、Yahoo! 不動産、@nifty、goo、OCN不動産などの多数の提携サイトにも掲載されています。
地域密着型のポータルサイトで、多くの主要都市の地域情報と物件情報を提供しています。
情報掲載料がSUUMO・HOMESより大幅に安く設定されており、比較的に安価な地方都市の物件も掲載されていることがあり、お宝物件がたまに出てきます。
また、不動産会社の口コミや評価も掲載されており、不動産会社選びに役立つ情報を提供しています。実際の問い合わせ先は、掲載不動産会社になりますので、口コミは非常に参考になります。
さらに、住まいに関する相談窓口を無料で提供しており、不動産売買や引っ越しに関する疑問や、住宅ローンの見積もりができるため、住まいに関する疑問や不安を解消できます。
3位：HOMES(LIFULL HOME’S)
●アットホームより数は豊富 ●サイト・スマホの検索画面は見やすい ●物件査定や収益物件等のサービスが幅広い
HOMESは、自社でオリジナルの不動産データベースを持ち、豊富な物件情報を提供しています。
ユーザーに使いやすいように設計されたサイトやアプリでは、物件の検索や条件設定がかんたんで、情報も見やすくなっています。
不動産取引だけでなく、投資や住宅ローン、リフォームなど不動産に関するサービスやニュースを幅広く提供しています。
掲載物件数もトップクラスで、検索機能の操作性や見やすさも良く、サポート内容も充実している申し分のないポータルサイトです。SUUMOとHOMESを見れば、大半の物件情報は網羅できます。
不動産売買ポータルサイト(SUUMO、アットホーム、HOMES)まとめ
不動産売買のポータルサイトとしては、SUUMOがもっとも物件数が多く、検索機能などもすぐれており一強状態です。
ただし、SUUMOに掲載されていない物件が、アットホームやHOMESに出ていることがありますので、SUUMOをメインに、アットホームとHOMESを併用するのがおすすめです。
また、不動産ポータルサイトで見つけた物件を実際に案内してくれるのは「情報を掲載している不動産会社」になります。口コミなども確認して、信頼できる不動産会社を選ぶことも物件探しのポイントです。