不動産の購入をご検討中の方は、「不動産購入の基本的な流れ」を押さえておきましょう。しっかりと把握しておくと、スケジュールを立てやすく落ち着いて物件や住宅ローンなどを選ぶことが可能になります。
人生における大きな買い物だからこそ、しっかりと腰をすえて検討できるように、準備していきましょう。
目次
不動産購入の基本的な10ステップ
不動産購入の基本的な流れは、以下のようになります。
特に押さえておきたいのが、「希望条件の明確化、資金計画、不動産会社選び（担当者選び）」です。
しっかりと相談できる不動産会社を選ぶことは、不動産購入の最も大切なポイントです。
| 希望条件の整理＆情報収集 不動産会社に相談 予算決め＆資金計画 物件選び＆内覧・現地見学 購入申し込み 住宅ローンの事前審査 契約内容の確認＆重要事項の説明 不動産売買契約の締結 住宅ローンの申し込み・契約 ⑩引き渡し＆残代金の支払い(融資実行) |
希望条件の整理＆情報収集
| まずは、自分にとって重要なポイントを整理して、自分好みの家探しの準備をしましょう。希望のエリアはどこが良いのか、予算はいくらなのか、物件の相場はどの程度なのかを考慮し、理想の物件について情報収集を行いましょう。 また、自分で家を建てる予定があるのか、中古物件を購入するつもりなのか、それらの違いやメリット・デメリットを調べることも忘れずに。あなたにとって最適な選択をするためにも、事前に知識を得ておくことが大切です。 |
不動産会社に相談
| 不動産購入は、不動産会社に相談してからが、本当のスタートです。 自分自身で調べた情報だけでは、物件の実際の相場や売却状況を十分に把握することができません。また、購入にあたっての条件や予算に沿った物件の提案もしてもらえますので、検討の幅も広がります。 |
予算決め＆資金計画
| 購入時には、自己資金や収入をもとに十分な資金計画と返済計画を考慮することが大切です。住宅代金に加え、仲介手数料や税金などの諸経費が発生することも忘れてはなりません。 引っ越しや家具購入などの費用も込みで予算を立てることが重要です。また、親族から贈与を受け取る場合は、早めに相談しておきましょう。 大半の方が住宅ローンを借りて購入されます。 住宅ローンの種類や融資元、そして月々の返済額がいくらになるかを明確にすることも大切です。 |
物件選び＆内覧・現地見学
| ネットで情報を収集したり、不動産会社に相談したりして、好みの物件や土地を見つけたら、ぜひ実際に見に行ってみましょう。 間取りや写真だけでは分からない状況や周辺の雰囲気も体感できます。そうすることで、実際に住んでみた場合のイメージも膨らみます。 |
購入申し込み
| 希望物件が決定したら、「購入申込書」で購入の意思を明確にします。その後、売主との契約条件を確認し、売買契約を進めていくことになります。 このとき、「申込証拠金」が必要になる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。 |
住宅ローンの事前審査
| 住宅ローンを希望する方は事前審査の申し込みを行います。 審査申込に必要な書類は、源泉徴収票などがあります。通常であれば数日〜1週間以内に審査結果がわかります。また、この時点で購入にかかる諸費用に関しても明確に把握しておく必要があります。 |
契約内容の確認＆重要事項の説明
| 購入にあたって、宅地建物取引士からの詳しい説明を受けます。登記内容や支払い予定日、購入金額に誤りがないかを口頭で確認するだけでなく、書類にも目を通してしっかり確認しましょう。詳細に確認することで、後悔やトラブルを生じさせないようにすることができます。 |
不動産売買契約の締結
| 契約の内容に問題がないことを確認したら、売買契約を締結し、「手付金」を支払います。手付金は、売買契約を締結したことを証明するためのもので、おおよそ物件の購入金額の10～20％が一般的です。 |
住宅ローンの申し込み・契約
| 住宅ローンをご利用になる場合は、物件の売買契約の成立後、金融機関にて申請手続きを行う必要があります。 お選びいただく住宅ローンの種類やプランによっては、申請に必要な書類が異なりますので、契約する金融機関または不動産会社にて、事前に確認しておきましょう。 |
引き渡し＆残代金の支払い(融資実行)
| 物件の引き渡しと同日に、住宅ローンの融資手続きおよび不動産登記手続きを行います。 登記については、自分で行える場合もありますが、住宅ローンの抵当権設定が必要になる場合は、司法書士に依頼することが一般的です。 |
不動産購入の流れまとめ
不動産売買には多額の資金が必要とされる上に、複数の段階を踏む必要があることから、手間と時間がかかります。
取引方法もオンライン化が進んでおり、必要とされる手続きや書類も変化していくことが予想されます。
不動産売買をスムーズに進めるためには、最新情報を収集し、資金面・スケジュール面をしっかりと計画して、信頼できる不動産会社や担当者との取引を進めることがポイントです。
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